寒地構造チームが使用している実験施設について、ご紹介します。 |
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1.郊外実験施設 |
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角山実験場 |
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角山実験場は江別市郊外に位置し、面積は約27,000m2を有していることから大型模型や構造物の衝撃に関する実験を実施しています。実験場には、平成9年度に実規模2径間連続桁を用いた「制動式橋梁耐震評価実験施設」を設けました。本施設では、兵庫県南部沖地震で記録された衝撃的な地震動を模型実験により再現することが可能なため、積雪寒冷地における免震橋の設計手法の検討や橋脚の合理的な耐震補強工法の検討を行っています。 模型実験棟は1,200m2 余の広さを有する建物であり、中小橋脚模型の製作や載荷実験により耐震補強方法の検討を行っています。室内であるため年間を通じての実験が可能であり、また安定した実験データの収集が可能です。屋外のヤードでは、落石覆道の新しい構造として開発したサンドイッチ覆道および緩衝材を設置した落石防護擁壁の重錘衝突実験を行っています。落石荷重は衝撃的な荷重であるため、静的な荷重と比べると構造物の損傷は非常に大きなものとなることから、本実験により耐衝撃挙動の把握と設計法確立に向けた研究を行っています。
住所;江別市角山map
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2.構造物実験施設 |
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油圧サーボ試験機 |
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本試験機は、札幌市豊平区の研究所構内に設置され、鉛直載荷(静的300t、動的200t)、水平載荷(静的150t、動的100t)および各種波形を発生させる実験機能を有しています。本試験機による載荷実験により構造物の老朽化や疲労、耐震補強などに関する検討を行っています。
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(2) |
輪荷重走行試験機 |
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本試験機は、道路床版を模擬した試験体に交通荷重を繰り返し作用させ、損傷劣化の進展を計測する装置。
・鉛直最大荷重;300kN
・走行速度:1,440往復/時
・走行範囲:2m
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