複合構造横断函渠工とは、RC構造の底版および側壁と鋼・コンクリート合成構造の頂版よりなる土被りのないボックスカルバートであり、
高規格幹線道路等において盛り土高さを低く抑えることで路線全体のコストが削減される場合に適用されている。その設計施工については、
「複合構造函渠工設計施工要領(案)平成16年3月(北海道開発局建設部道路建設課・独立行政法人北海道開発土木研究所)」、その後、
「複合構造函渠工設計施工要領(案)平成19年3月(北海道開発局建設部道路建設課・独立行政法人土木研究所寒地土木研究所)」に基づいて行われてきた。これまでに数多くの複合構造函渠工が北海道開発局の現場において採用されてきたが、一部の函渠工において頂版内部への水の浸入が確認されている。このことから、函渠工本体および舗装構造の健全性確保の観点から、頂版内部への水の浸入を極力排除するために頂版の防水構造等の構造細目の充実を図り設計施工要領の改訂を行ったものである。
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