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独立行政法人 土木研究所寒地基礎技術研究グループ
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研究内容と成果


平成27年度の寒地構造チームの業務内容を紹介します。
プロジェクト研究
  • 規模の大きな落石に対応する斜面対策工の性能照査技術に関する研究

    大規模土砂災害等に対する対策技術の構築に係る研究として、近年、採用事例が増加している高エネルギー吸収型の落石防護工に求められる機能を明らかにするとともに、性能照査技術を確立することを目的とする。

  • 高機能防水システムによる床版劣化防止に関する研究

    雪寒環境下あるいは重交通路線における道路橋床版に輪荷重による疲労、滞水及び凍塩害等の影響を大きく受けた劣化損傷が顕在化おり、橋梁構造物の機能を維持するための予防保全的観点から、その環境に適応した高機能防水システムの開発を目的とする。

重点研究
  • 既設落石防護構造物の補修・補強技術に関する研究

    劣化・損傷した落石防護構造物の健全度や耐荷力を評価する技術や合理的な補修・補強技術を開発するために、損傷劣化部材の性能評価および補修補強効果に関する実験的検証を実施するとともに、解析手法についての検討を行う

  • 既設部材への影響軽減等に配慮した耐震補強技術に関する研究

    施工性に配慮した既往の耐震補強技術の道路橋への適用性について検討を行うとともに、それらの工法の耐震補強効果と品質の検証方法について提示する。

基盤研究

  • 災害発生後の防災構造物に対する調査点検手法と健全性評価に関する研究

    被災時の防災構造物の安全性、二次災害の可能性等を判断し、復旧対応を迅速かつ適切に実施することが求められていることから、防災構造物の調査点検手法、被災要因に応じた簡易健全度評価手法を検討する。

  • 落石防護工の性能規定化に関する基礎的研究

    従来型の落石防護工について、性能設計の枠組みの導入に向けて、要求性能、性能照査すべき事項、照査の基本的な考え方などを整理する。

  • 地震時における橋梁の衝突挙動に関する研究

    落橋防止装置等の衝突を前提とした部材に極めて作用時間の短い大きな応答が生じる場合があるが、設計上考慮されていない。そこで、動的解析の精度向上に係る知見を得ることを目的とし、部材の衝突挙動に関する実験的・解析的検討を行う。

  • 寒冷地域におけるゴム支承の性能低下に関する研究

    寒冷地域における橋梁の地震時要求性能を満足させるために重要となる、ゴム支承の長期供用後の性能保持のための技術開発に向けた基礎研究を目的として、性能低下に対する温度影響を考慮したゴム支承の性能低下因子の明確化を行う。

  • 橋梁ジョイント部の補修技術に関する研究

    道路橋のジョイント部は、車両走行時の衝撃荷重や滞水等の影響により損傷が発生しやすい箇所であることから、ジョイント部の高耐久化を目的にジョイント部の補修技術や機能維持技術の開発を行う。

  • 超高性能繊維補強コンクリートを用いた補修・補強技術に関する基礎研究

    社会資本ストックを延命化していくための補修・補強技術の確立を目的として、欧州で開発されたUHPFRCを、積雪寒冷地を含む日本の環境条件に対応できるよう材料の評価を行い、補修・補強の対象部材(形状・荷重条件等)等から求められる機能を踏まえて構造的特性の評価検討を行う。

  • せん断補強による道路橋床版の長寿命化に関する研究

    現状の補強対策のなかには、死荷重の増加や縦断高の変化に伴う施工の大規模化などの課題もあることから、安全性向上及びLCC低減を可能とした上で、道路橋床版の劣化損傷特性を考慮した、耐荷力・耐久性に優れる補強技術の開発を行う。

  • 点検可能な漏水対策工に関する技術開発

    漏水防止板が設置されたトンネル覆工の性能低下予測技術と、点検可能が可能な漏水対策工に関する技術の開発を行う。

  • ゴム支承の低温時における限界性能に関する研究

    寒冷地(低温下)においても、確実に橋梁耐震性を確保するため、免震支承の限界性能を検証するとともに、性能評価技術を確立する。

  • 部分補修したRC床版の健全度評価に関する研究

    既設RC床版の予防保全的維持管理に資するため、補修後の再劣化に対する点検・健全度評価技術を確立する。

発表論文
その他
前年度までの主要な実績

耐震性能などに優れた鋼管コンクリート橋脚について,現場への普及を図りました。
高盛土道路の盛土高さを低下させ建設コストの低減を図る,複合構造横断函渠について,現場への導入を図るとともに,設計要領(案)を作成しました。
北海道開発局の地震情報伝達システム(WISE)の機能向上を図りました。
災害時(十勝沖地震,大森大橋など)において,復旧や現象調査に対する技術的検討や委員会委員の派遣など現場の支援に努めました。

研究関連活動

他機関との共同での研究により,低温下でも安定した性能を発揮できる鋼製リンク支承を開発し,国土技術開発賞を受賞しました。
各種学会などでの論文発表はもとより,学会の委員会活動などについても積極的に参加(土木学会構造工学委員会,コンクリート委員会など)
各種国際研究集会などに参加し研究発表(米国,ドイツ,カナダ,中国など)。

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